みんなにやさしいまち・地域での支え合い(第2回コラム)
日本は世界でも類を見ない速さで少子高齢化がすすんでいます。
高齢化率(令和7年1月現在)は私たちが暮らしている函館市(37.5%)では日本全体(29.3%)や北海道全体(33.4%)と比べても高いです。
また、ライフスタイルや社会情勢の変化により核家族化、一人暮らしの方の増加、都市部への人口流出、町会加入者の減少、個人情報の壁・・・などの影響で家族関係や隣近所との関係の希薄化がすすんでいます。
皆さまからお話しを伺っている際にも、
「特に頼れる親族はいない」「子どもはいるけど関東だから」「隣近所は挨拶をするくらい」などの声を多く聞きます。
向こう三軒両隣といった言葉があり、かつては隣近所で見守りあったり、助け合ったりすることが当たり前であった時代がありました。
人間関係の希薄化がすすんでいる現代では、孤立の懸念や様々な変化に気づきにくくなっています。
人と人との繋がりがあれば気づけたこと、予防できたこと、助かったこと、助けてあげられたことがあるかもしれません。
地域包括支援センターでは、地域の皆さまと繋がりを持たせていただきながら、地域での支え合いや見守り合いが育まれる様、活動しております。人と関わることや参加することは、身体機能や認知症予防などの介護予防にも繋がることとなります。
人と人とが繋がり、できる範囲での支え合いや見守り合いが自然とできるような、やさしいまちづくりを目指しております。
※地域包括支援センターよろこびでは、認知症や介護予防などの各種出前講座や、皆さまと協力してのサロン活動、認知症カフェ等にも取り組んでおりますので、お気軽にご連絡いただければと思います。